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GO!GO! 千葉ジェッツ

1月全勝! 好調の兆しは船橋での惜敗にあり

終始リードし、リバウンドで勝るも、一歩及ばず

2013/02/01

千葉県初のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の情報をお届けします。

紙一重の差で勝ち切るチームを目の当たりにして

ジョー・ワーナー選手(PF・背番号34)は安定したプレーでチームを引っ張ります。
ジョー・ワーナー選手(PF・背番号34)は安定したプレーでチームを引っ張ります。
1月は6戦6勝と負けなしの千葉ジェッツ!
絶好調の陰に、前半戦からの積み重ねとハードな練習があります。
2012年の締めくくりは5連敗ではありましたが、最後のホームゲームに、好調の兆しが見えていたように思えてなりません。

それは12月22日・23日に行われた横浜ビー・コルセアーズ戦。会場はホームの中のホーム、船橋アリーナ。3連休でクリスマスシーズン。2012年最終戦。ということで、とにかく勝利が欲しい試合です。
一色翔太選手(G・背番号1)が3ポイントシュートを決めると、会場が盛りあがります!
一色翔太選手(G・背番号1)が3ポイントシュートを決めると、会場が盛りあがります!
22日は、ゲームの入りが固くてシュートが決まらず、リードをされてしまいますが、選手同士声をかけあってリズムを掴み、すぐに逆転、10点差とリードを広げます。
しかしそこはイースタン・カンファレンスで上位をキープする横浜。レジー・ゲーリーHCが、「第1Qから3Qまで冷静さとのバトルであった。メンタルはタフにやっていかなくてはならない」と話すように、リズムのない時間帯はじっと我慢をし、食らいついてきます。
横浜のレジー・ゲーリーHC(右)と、アシスタントコーチの勝久マイケル氏(左)。
横浜のレジー・ゲーリーHC(右)と、アシスタントコーチの勝久マイケル氏(左)。
「選手はディフェンスの部分では第3Qまでいい形でできた」(冨山晋司ヘッドコーチ)と言うように、第3Qまでは息を呑む接戦でした。
しかし、第4Qの横浜の勢いは、さすがと言わざるを得ませんでした。67対76での悔しい敗戦となりました。

試合後に冨山ヘッドコーチは、「相手がのっている第4Qではなく、第1Qや第2Qの、相手がのっていない時間帯で抑えられるべきポイントを抑えられなかったのが、すごくもったい。もう少し相手のスコアを抑えられたはず」と、悔しさをにじませました。
船橋アリーナ初登場のマーキス・グレイ(PF・背番号41)も大活躍。
船橋アリーナ初登場のマーキス・グレイ(PF・背番号41)も大活躍。
翌23日は、初めから動きがよく、チーム課題のひとつであるリバウンドもよくとれて、終始リードを保ちます。第3Qが終わって10点差。今日こそはと第4Qにのぞみました。

ここで3ポイントシュートで得点を重ね、じわじわと追いついてくるのが、横浜の強いところ。ついに残り2分で同点に追いつかれてしまいました。2点リードで迎えた残り7.2秒、横浜ボール。上手く守ったかに見えましたが、リング下で決められて同点。5分間のオーバータイム(延長)にもつれ込みます。
が、故障者に加えて、5ファウルで退場など、延長戦を戦うに十分な体力がチームに残っていませんでした。最後はリングにも嫌われて、72-79での敗戦となりました。
2メートルの長身選手のシュートチェック。ミスマッチを物ともせず、3ポイントシュートを放つ一色選手。
2メートルの長身選手のシュートチェック。ミスマッチを物ともせず、3ポイントシュートを放つ一色選手。
試合後、横浜のレジー・ゲーリーHCは、「一番試合で大切な4QとOTで素晴らしいファイトを見せたチームを誇りに思います」と試合を振り返りました。

一方、ジェッツの冨山HCは、「最後紙一重でしたが、勝てなくて残念です。また逆に、紙一重の戦いで勝ち切れるかどうかという試合を見せつけられた気がします。横浜をこえられるように、頑張っていきたいと思います。最後1分の攻防というのはもちろんありますが、それ以前に22個のターンノーバーは防げなかったわけです。必ず年明けから快進撃をお見せできるように、チーム一丸となって頑張っていきます」と、すでに次を見据えていました。
冨山晋司ヘッドコーチ
冨山晋司ヘッドコーチ
そして収穫と言えば、新加入のマーキス・グレイ選手(PF・背番号41)がチーム戦術にフィットしていること、今まで出番の少なかった狩俣昌也選手(G・背番号12)が出場機会を得て選手層の底上げがされていること、ジョー・ワーナー選手(PF・背番号34)が常に安定したプレーをしていること、などが挙げられるでしょう。

そしてこの試合、一色翔太選手の活躍が目立ちました。塩浜体育館で皆さんへのクリスマスプレゼントとして「10点ずつとりますよ」と宣言した通り、両日とも11得点しています。会場に流れる「ショ~タ~イム」が心地よいこと。

年末年始のハードな練習を経てチームの成熟度が増し、新年からの快進撃へとつながるのです。