【体験記】 浦和エリアのイベント行ってきたよ♪
地域内交流はクラシックを聴きながら銭湯で! α波でまくりのイベントも今回で1周年です☆
イベント: 「かしまゆ♪コンサート ver.9」 ~風に寄せてうたへる春のうた~
開催日時: 平成31年4月13日(土) 17:30~19:30
取材日 : 平成31年4月13日(土)
開催場所: 鹿島湯(南区別所)
※詳細は、「かしまゆコンサート」のFBページご覧ください。
「かしまゆ♪コンサート」とは・・・
創業63年目を迎える浦和の老舗銭湯「鹿島湯」さんで、2018年から不定期に開催されているコンサートです。
2017年に「鹿島湯」で行われた銭湯絵師の方のペンキ絵ライブイベントを見学にきたソプラノ歌手・福島聡子さんが、脱衣場の天井の高さや音響のよさに惚れ、また歌う場所を探していたこともあり「鹿島湯」三代目坂下三浩さんに相談し、実現に至ったそう。
今回で9回目、1周年を迎えることになりました!今回のコンサートは、福島さんとクラシックギターの久保田耕生さんお二人での演奏で行われました♪
「ホームなのにアウェイ!」
のキャッチコピーで浦和エリアで愛されている「鹿島湯」さんです☆
井戸水を汲み上げ、薪を使ってお湯を焚く昔ながらの銭湯さん
煙突から煙がモクモクとふきでているのにも風情を感じます♪
銭湯といえば、「富士山」の壁絵
実は、この富士山が「かしまゆ♪コンサート」はじまりのきっかけとなったものなんです^^
浦和駅西口から県庁通りを県庁方向に向かって歩き、17号とぶつかったら左折。
17号沿いのスターバックスコーヒーさんのすぐ裏手にある「鹿島湯」さんが今回のイベントの会場です!
17時には浦和駅についていたということもあり、のんびり歩いていき17時15分ごろ到着しました。
まずは、「鹿島湯」さんの外観をパシャッ! 昔ながらの銭湯という感じで趣きあります。
中に入ると、銭湯の脱衣場(休憩場)がコンサート会場になっていました♪
40名はいるという会場はほぼ満席です!
銭湯 xクラシック 響きを聞くと、期待感が凄いです^^
あ、すみません・・・ 今回は、これに更にワンドリンク(ワインあり)付きでした。
銭湯 x クラシック x ワイン です☆
いよいよ開幕♪
銭湯コンサートらしく!?「いい湯だな(かしまゆver.)」ではじまりました^^
銭湯の脱衣場(休憩場)がコンサート会場になっています
この後もお客さんがだんだん増えていきました
オープニング曲は「いい湯だな」。
ゆる~い感じで始まりますが、開始5分もしないうちにこのコンサートがいかに本格的か!?を知ることになります。
ソプラノ歌手・福島聡子さんの声量と音域。歌声で会場が文字通り震えました!
なんといっても、歌い手である福島さんと会場との距離が非常に近いため、その迫力は圧巻です。
といっても、静かな曲は静かに。コミカルな曲はコミカルに。
歌い分けることができるのがプロのパフォーマーの凄さなんでしょうね!
観客の皆さん、知ってか知らずかいつのまにか手や足でリズムをとっていました^^
折角ですので、現代のDivaとも呼ばれる福島さんのソプラノをお聴きください♪
1曲目は モーツァルトの「すみれ」。こちら、スマホ撮影のため若干画質悪いです<(_ _)>
2曲目は 山田耕作さんの「待ちぼうけ」。個人的にこの曲にはまって、何度も繰り返し観てしまいました☆
~演奏リスト~
【オープニング】いい湯だな(かしまゆver.)
【第1部】
・虹のかなたに ハロルド・アレン
・野ばら フランツ・シューベルト
・ます フランツ・シューベルト
・すみれ アマデウス・モーツァルト
・花占い ピエトロ・マスカーニ
・この道 山田耕作
・待ちぼうけ 山田耕作
2部は久保田さんによるクラシックギターソロ!
第1部の最初に、福島さんの歌唱つきで演奏されたオズの魔法使いの劇中歌で有名な「虹の彼方に」のギターソロからはじまりました。
同じ曲でも、クラシックギターだけで聴くと重厚感が増したような印象に感じます。
それぞれの曲の曲調にあわせ静かに体を前後する久保田さんに会場中が魅入られているのを肌で感じます。
子供たちまで前のめりになりながら聴き入っていました。
ソロ最終曲の「タンゴ・アン・スカイ」が終わると拍手大喝采♪
【第2部】
・虹のかなたに ハロルド・アレン(武満徹)
・ギターの為の小品 武満徹
・舞踏礼賛 レオ・ブローウェル
・ブエノスアイレスの冬 アストル・ピアソラ(アベル・カルレバーロ)
・タンゴ・アン・スカイ ロラン・ディアンス
毎回恒例だそうですが、フィナーレは「いい湯だな(かしまゆver.)」をみんなで合唱してのフィニッシュ♪
一体感が絶頂となったところで閉幕となりました。
【第3部】
・なぜか埼玉 秋川鮎舟
「君の名は」より
・君の名は 古関裕而
・なんでもないや 野田洋次郎
・ジュ・トゥ・ヴ エリック・サティ
「こうもり」より
・田舎娘を演じるなら ヨハン・シュトラウス二世
【おまけ】
・エストレリーラ M.M.ポンセ
【フィナーレ】 いい湯だな(かしまゆver.)
1部と2部の間には、「足湯タイム」もありましたよ~
鹿島湯三代目!坂下さん自ら湯もみ♪
熱めのお湯を適温にしてくれています~☆
ワイン片手に優雅に足湯をするもよし!
パシャッ!と記念写真するもよし!
お子様たちたちは普段来ることのない銭湯に興味津々です♪
みんなで記念写真!
こちらに映っているのは顔だしOKの方のみです☆
1周年記念ということもあり打ち上げがありました~☆
こうしてみんなで交流できるのも「かしまゆ♪コンサート」の魅力です~☆
ーー もともと、どうしてこのコンサートを始めようと思ったんですか?
「お風呂屋さんで、ペイントライブイベントやるよー!一生に一度しか観れないから子供たちにみせてやんな!」
2年前に、近所のおじいちゃんがうちにきてピンポンピンポン鳴らして教えてくれたんです(笑)
で、富士山の絵を描いてるところを観に来たときにはじめて、三代目の坂下さんとお話しして。
天井が凄く高くて奇麗だったので、気になったので聞いてみたら、坂下さんのおじいさんが宮大工さんかなにかでつくられた、と。
音響もすごくいいし、冗談で「歌わしてくれませんか?」って言ったら、「いいよ~」って始まりました(笑)
ーー 冗談だったんですか?
はい(笑)
それと、私、関西出身なのでこの辺に音楽関係の知り合いいないんですよ。
それまでに知り合った音楽好きの方たちと音楽活動をちょっとずつしていたんですけど、活動場所がなくて探していた時に丁度こういう場所があったので渡りに船だーって!
鹿島湯さんも、若いお客さんを呼びたいという気持ちをお持ちだったみたいでちょうどお互いに利害が合致したというか。
それと私は、「世代間交流」とか「地域交流」にも憧れていたんですよ。
なので、こういうイベントを時々行うことで、地域の方に「なにか悲しいこととかあっても、ここに来れば楽しいことやってるよ」っていう場を提供したいという思いもありました。
ーー なるほど。鹿島湯さんと福島さんが良い感じで出会ったのがきっかけという感じですね?
まあ、もともと鹿島湯さんは三代目になってから色々と集客に取り組んでいらっしゃってマスコミにもとりあげられて良い感じになっていたところに私が乗らせて頂いたっていうのもありますけど(笑)
ーー 最高のコラボだと思います!ありがとうございます!
木造の奇麗な天井
湯気抜きのために天井が高くなっています
中学校の元英語教師だったという府川幹夫さん。ご引退後は、油絵や囲碁など幅広い趣味の分野でご活躍。3年前からは福島さんの「歌声教室」にも通われています。その縁で「かしまゆ♪コンサート」には第1回目を聴きに来て以来何度か来られているとのこと。
1週年を迎えての感想を伺うと、
「リピーターとして毎回こられる方もいれば、新しく聴きに来るお客さんもいます。9回目を迎えて、だんだん広がりを持ってきたな、という感じ。周りの人にももっと教えてあげたい」とのことでした。
以前からコンサートへのお誘いは受けていたものの、これまで鹿島湯さんの場所がわからず前回3月のコンサートに初めて参加、今回が2度目という矢橋賢さんは、
「コンサート仲間の知り合いがいるので、このコンサートのことを紹介してあげたい。聴きに来てほしい」とのことで、次回以降も「タイミングが合えば是非聴きに来たいです!」とのことでした。
お二人のお話からも、着実にファンになる方が増えている様子が伺えました☆
ーー 鹿島湯さんは、浦和では老舗で今では有名な銭湯でもありますが、「かしまゆ♪コンサート」などをどのように感じているんでしょうか?
もともと、うちの客層の8割以上はご年配の大ベテランの方々でした。銭湯好きの方が、口伝で来てくださって、うちで裸のつきあいをする。あまり顔をださなくなると、たまに会った時に「どうしたの」みたいにお互いで言い合うという感じの、高齢者の方の交流の場でした。
それが、福島さんたちの様にイベントをしてくださる方が増えてきて、「世代間交流の場」を提供できるようにもなってきました。ありがたく感じています。
ーー 今後もこうしたイベントや、銭湯としての「鹿島湯」さんも続けていっていただけるんでしょうか?
そうですね。やって頂ければ、続けてほしいです。
銭湯も、私は生涯やり続けようと思っています。四代目を子供に継がそうとかは考えていないですけど、もしうちのファンになってくれた方とかで継ぎたいという方がいれば、血縁とか関係なく継いでもらいたいという思いはありますが。といっても、木造ですしもっても100年くらいまででしょうが(笑)
ーー (笑)ありがとうございます!これからも是非ずっと続けてくださいね!
鹿島湯三代目・坂下三浩さん
まず、「楽しい!」の一言でした。
足湯に浸かり、裸足で上質の音楽に浸る。
福島さんの関西弁交じり(関西ご出身なので)のトークとそれを、暖かく見守る久保田さんの笑顔。
会場には、小さなお子様からご年配の方まで幅広い層の方が来場されていましたが、皆が本当にくつろいで音を楽しみ、ときには自由に会場内を歩きながら撮影などもしています。
コンサートが終わると打ち上げもあり、お酒片手に「やあやあ」と隣り合った人同士で自由に談義に没頭。話を聞いていると、実はご近所同士だった、とかそんな声も聞こえてきました。
完全に地域交流の場と化した数時間でした。
当初は、「銭湯でクラシックとは、なんというカオス!」とも思いましたが、考えてみると相性抜群ですね。
ソプラノとクラシックギター、それにバス(銭湯)ですから^^
次回7月に第10回目のコンサートが開催予定とのことですので、また取材をかねて聴きに行きたいと思います。
大阪音楽大学声楽科卒業。関西二期会にてオペラ研修。大阪大谷学園にて教鞭をとり、コーラス部を指導。結婚後、天文学者の夫と共に渡米、演奏活動を展開。
これまで声楽を草野道広、岸下泰子、A.ブージンスキーの各氏に、また演奏法をL.シュタイバーズ氏に師事。
ニューヨーク、マネス音大卒業。ルネッサンス、バロック、古典からラテン、現代音楽と幅広いレパートリーを持つ。
アメリカで室内楽やソロ活動後、2015年に帰国。
クラシックのほかにJ-POPバンド「ペャヌケビシュ」のギタリストとしてライブハウスで活動。
創業63年。現在の当主は三代目の坂下三浩氏。
Jリーグに絡んだ自虐コピー、「ホームなのにアウェイ」、「名前のせいで経営難」、「肩身は狭いですが、湯船は広いです」などがTV、全国紙などのマスコミやSNS等で話題となりファンが急増。
それまで、さいたま市内の11軒の銭湯中の売り上げワースト3の常連だったのが、今ではトップ3にはいることもある銭湯に。
イベント会場や撮影場としての貸し出しなども行っている。
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