編集部のつぶやき(千葉・船橋・市川・習志野・鎌ケ谷)
千葉市あすみが丘にあるホキ美術館で色をテーマにした構成から新たな魅力を発見!
原 雅幸「Endwick Waterの滝」
ホキ美術館は写実絵画専門美術館。昭和の森に面した回廊型ギャラリーです。
建物は、展示の魅力を最大限引き出せるように設計されています。
こだわり抜かれた空間での絵画鑑賞は至福のひと時…。
今回は2022年5月26日より始まった、企画展「いろいろ 色の魔法 色から見える写実」をご紹介します。
絵画だけでなく、建物自体も楽しめるホキ美術館
写実絵画とは見たままをそのまま忠実に描くことを基本にした絵画作品。しかし、作家の数だけ描き方があります。瞬時にデジタル写真が撮れる時代にあって、写実画家はキャンバスに一筆一筆、絵の具を重ねていきます。そこには現実以上の感動をよぶ何かが込められています。作家が感動したものを描くことが基本であり、長い時間をかけて、ときには1年をかけて1枚の作品を仕上げる。それは人間にしかできない、人間の存在とは何かをつきつめていくことにも通じます。写真とは違う表現であり、ありのままを描くことを基本に、それ以上の存在を描く。それは真摯な思いを込めた作品です。写実絵画は、何の背景知識がなくても入っていける絵画作品なのです。
小尾修「咆哮」
一般的な美術館は作家ごとや、年代順、モチーフごとに並んでいることが多いイメージですよね。
今回の「いろいろ 色の魔法 色から見える写実」展覧会では、色ごとに作品が集められています。
展示を進むごとに変化する色。色の変化に合わせて変わる空気感はホキ美術館ならでは。
不思議なパワーを実感できます。
色をテーマにした展示を見ることで、新たな魅力をぜひ発見してみてください。
藤田 貴也 「Namine」
写真のようにリアルでありながら、目で見る以上のものを感じられる作品たち。
「いろいろ 色の魔法 色から見える写実」が初展示の作品も。
ホキ美術館ならではの空間で、アートの世界に没頭してみてください。
【今回初展示の作品】
◆原 雅幸 「Endwick Waterの滝」
◆小尾 修 「咆哮」
◆藤田 貴也 「Namine」、「Hand-2」
◆五味文彦 「坂田ヶ池逍遥」
◆廣戸絵美 「my baby blue」、「my baby moon」
イベント名 | いろいろ 色の魔法 色から見える写実 |
会期 | 2022年5月26(木)~11月13日(日) |
会場 | ホキ美術館 ギャラリー1 |
TEL | 043-205-1500 |
アクセス | JR土気駅より徒歩20分 |
休業日 | 火曜日(祝日の場合は翌日休館) |
料金 | 一般1800円、高校生・大学生・65歳以上1300円、中学生900円、小学生以下無料 |
イベント特設サイト | https://www.hoki-museum.info/ |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。